マーラータンの本場・中国では麻辣“湯”ではなく麻辣“燙”と表記します。“燙”という字は「やけどするほど熱い」という意味です。「麻」は花椒などの痺れる辛さ、「辣」は唐辛子などのピリピリした辛さを意味するので、「痺れて辛くて熱々」な料理という事です。
七宝は2007年1月に創業しましたが、開店にあたってこの“燙”について「読める人いる?」「そもそもこの字はキーボードでどう打つと出るの?」と途方にくれました。しかし“燙”という文字をよく見ると、下の部分「火」を取ったら馴染み深い“湯”という文字が現れました。“湯”は「スープ」という意味なので「痺れる辛いスープ」です。幸いこの料理の本質からはほとんどズレていないので、事なきを得てオープンすることができたのであります…。